現地研修

8月17日(日)

 2014年8月17日(日曜日)は,NACOSのメンバーが中部国際空港(セントレア)からマレーシアに飛び立つ日です。
 まず,8時30分に3階出発ロビーにおいて,出発式が行われました。
 校長会長あいさつでは,桜台高等学校の朝倉校長先生から,「12日間の若干長い期間ではあるが,事前研修で培ったものを思いっきりぶつけてきて,色んなことにチャレンジ・トライしてきて欲しい。また,学校訪問や企業訪問など様々あるが,是非とも,名古屋市立高校生の代表,名古屋の代表として,国際交流して欲しい。健康に注意して,そして,合同出発式でも話した,『あなたの心に咲く笑顔』を忘れず,交流を進めて,頑張ってきて欲しい。」というお言葉をいただきました。
 また,派遣団長あいさつでは,商業・工業・総合学科派遣団長の工業高等学校の坂井校長先生から,「8月12日(火)に国内での最後の研修が終わった。本日から海外研修となるが,本当に実りある研修となるように精一杯頑張ってきたい。また,帰りもにこやかな顔で帰ってきたい。」というご挨拶をいただきました。
 また,商業・工業・総合学科派遣団の生徒代表生徒(若宮商業高校)のあいさつでは,「今まで11回の事前研修を行いマレーシアで沢山のことを学べるように準備してきた。帰国後は,マレーシアの良いところをしっかりと報告できるように,沢山のことを見て体験して学んできます。」という決意を見送りにきていただいた皆さまの前でお伝えすることができました。

 お見送りにきてくださいました,学校関係者の皆さま,保護者の皆さま,本当にありがとうございました。元気に行ってきます。
 スーツケースを預け,いよいよ出国の準備です。全員,検査を終え,出発ゲートへ向かいます。
 出発ゲートは,セントレアの最も奥に位置する14番ゲートでした。10時30分のフライト予定のため,搭乗手続きは10時からです。それまでは,しばらくの間,自由時間となります。
 いよいよ,飛行機への乗り込みです。通路を歩いている最中に,セントレアのデッキが見えました。たくさんの方が手を振って見送ってくださいました。ありがとうございました。
 飛行機の中は,とても寒く,上着とマスクは必需品です。高度40000フィート,時速900kmで飛行している飛行機の外気温は−58℃と表示されていました。
 団員たちは,映画を見たり,音楽を聴いたり,仮眠を取ったり,勉強したりと,リラックスをして機内で過ごしていました。ただ,長い飛行時間と,機内の寒さが大変だったようです。また,機内ではキャビンアテンダントと英語での会話となりますが,積極的に話しかけていました。しかし,コミュニケーション能力の低さを痛感した団員もいたようです。



 無事にシンガポールのチャンギ国際空港に到着しました。
 乗り換えを確認したところ,SILKAIRのペナン行きは,T2(ターミナル2)のF56から出発でした。


 我々が降りたT3(ターミナル3)からT2へは,Skytrainを利用します。
 シンガポールは日本とマイナス1時間の時差があります。現地時間の19時00分のフライト予定のため,搭乗手続きは18時10分からです。それまでは,しばらくの間,自由時間となります。
 販売スタッフとのやり取りはやはり英語となるので,素晴らしい実践練習となったようです。しかし,販売スタッフの対応が日本と違うため,困惑した団員もいたようです。また,日本でメジャーな日本製品は世界でも販売されていることに驚いていました。
 第2回の事前研修において,異文化交流の講義をしてくださった名古屋商業高校の先生も,シンガポールを経由して研修先のオーストラリアに立つとのことでした。我々のNACOSのメンバーが先に搭乗手続きとなったので,お見送りをいただきました。

 日本の国内線のような雰囲気の飛行機に乗り,マレーシアのペナン空港に到着しました。全員,検査を終え,出国しました。


 本日のペナン島は34℃あったということもあり,夜ではありますが,蒸し暑いと感じました。マレーシアに降りたときに,日本とにおいが全然違うことから,異国の地に到着をしたことを実感したようです。
 遠足で使用するような大型バスに30分ほど乗り,ホテルにつきました。途中の道は,日本とは異なり,あまり整備されていないようです。
 翌日の日程を確認して,本日は終了となります。
 本日は移動のみでしたが,長い距離を旅してきて,団員たちも疲れたようです。
 ただ,その中でも,初めて目にする日本国外の景色などは刺激になったようです。いよいよ明日からは本格的な研修が始まります。